産婦人科、内科、小児科 母体保護法指定医

2008/05/22









◆病気の話
 このページは 船内クリニックで取り扱う病気についてお話するページです。
 今回は病気ではなく、今年から新しく始まる特定健診、特定保健指導についてお話しいたします。

◆特定健診・特定保健指導◆

 今年から新たな法律のもと昨年まで行われていた基本健診は廃止され、新たにメタボリック症候群に注目した特定健診、特定保健指導が開始されました。

 これはメタボリック症候群やその予備軍を早期に発見し 糖尿病、高脂血症、高血圧の人々の保健指導を行うことによりその先に起こりうる動脈硬化からの心筋梗塞、脳梗塞を未然に防ぎ国民医療費を削減することを目標としています。

 40歳から74歳までの国民が対象で 実施主体は健康保険者(社保、国保、共済など)です。75歳以上は広域連合という今年からできた新たな保険者が行います。


1)特定健診とは

 それでは 特定検診の流れをお話しいたします。まず現在加入されている保険者から受診券が発行され 皆さん方はその券と保険証を持って地域の医療機関を受診し検診を受けます。内容は一部地域によって異なりますが大まかなものは下記に示す内容です。


  1. 診察、身体検査(身長、体重、腹囲測定など)
  2. 採血 GOT、GPT、γGOT、HDLコレステロール、LDLコレステロール、血糖又はHbA1c、尿糖、尿蛋白
  3. その他 地域によって追加検査あり

 今まで行われていた基本健診に比べると貧血検査や腎機能検査が削除されてしまっておりこれで国民の健康が守れるのか不安になります。

 そこで藤井寺市医師会では藤井寺市国民健康保険課と協議し追加項目として貧血検査、腎機能検査、心電図を行うことを決定いたしました。

 受診される市民の皆様方にはぜひ追加項目を受けられることをお勧めいたします。


2) 特定保健指導

 特定健診の結果 次の基準に当てはまる人は以下の方法により医師、看護師、栄養管理士などに生活習慣の改善等の保健指導を受けることになります。


  1. 腹囲:(1)男性85cm以上、女性90cm以上、(2)男性85cm未満 女性90cm未満でもBMI25以上
  2. 腹時血糖100mg/dl以上 またはHbA1c 5.2%以上
  3. 中性脂肪150mg/dl以上 またはHDLコレステロール40mg/dl未満
  4. 収縮期血圧130mmHg以上 または 拡張期血圧85mmHg以上
※BMI=体重(kg)/身長(m)x身長(m)
  • 1が(1)の人・・・
    • 2,3,4、の内、2つ以上に当てはまる人は、積極的支援
    • 2,3,4、の内、1つしか当てはまらない人は、動機付け支援
  • 1が(2)の人・・・
    • 2,3,4、の内、3つ当てはまる人は、積極的支援
    • 2,3,4、の内、2つまで当てはまる人は、動機付け支援
動機付け支援

原則1回の指導です。個人の場合は約20分間、グループの場合は約80分間の指導です。

積極的支援

初回に動機付け支援を行った後、3か月以上複数回にわたって指導が行われます。支援方法としては個人面接以外に電話、FAX、メールなどで計画の達成度もチェックされます。

 以上が 特定健診、特定保健指導に関してのお話ですが、個人的に言わせてもらえばこの検診は 肥満をなくし健康に生活するためのものですが 太っている人を差別することになりはしないか また 会社などでは肥満は費用がかかるため採用を見合わせたり肥満は世の中の罪悪になってしまわないかと危惧いたします。





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